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cotyroom日記~2007/3/30~ cotyroomの日常や販売中の子犬情報・その他発信できる情報等、アップしていきたいと思います。ちょこっと、筆不精なので、更新はぼちぼちですが、よろしくお願いします^^
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犬と遊ぶ事!とドライブ
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犬大好きなおばさんです。

繁殖及び販売もしています。

滋賀動保セ第50012-01(販売)
登録2006/11/2
有効期限 2016/10/31


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5.      ブルセラ症感染時の動物の症状
 
通常、潜伏期間1~3週間であるが、時に数ヶ月を経て、発症するが症状そのものに通常時特異なものはない。
 
メスでは、胎盤での菌の増殖による胎盤炎の為、妊娠後期における死流産が発生します。子宮内膜炎や乳汁への排菌もみられます。
オスでは、精巣炎や精巣上体炎が起きます。
 
 
 
6.      ブルセラ症感染時の人間の症状
 
人への感染の場合、軽症では単に風邪様症状となり、重症化すると全身的な疼通・倦怠感・間欠熱・波状熱・うつ状態などの状態が数週間から数ヶ月まれに数年におよぶことがあります。また、ブルセラ症の症状には、急性型・限局型・慢性型にわけられます。日本でのブルセラカニスの人への感染はきわめて稀で、これは、症状が非常に軽いか、もしくは他の疾患と誤認されているためと考えられています。
 
 
急性型
発熱・悪寒・倦怠感・関節痛などが認められる
脾種・リンパ節腫脹・肝腫大を認めることもある
発熱は、午後から夕方にかけて認められることが多く、間欠熱が数週間。好転が1~2週間、また間欠熱といったような波状熱も特徴のひとつ。
成人患者の70%近くで胃腸症状(食欲不振・吐き気・嘔吐・下痢・便秘)が見られるが子供ではそれほどでもない。
患者の60%近くが腰痛と腰の張りを訴えますが、このなかには、たまに骨関節炎の発症がみうけられます。
患者の20%で呼吸器症状(咳・胸膜性の胸痛)かみられますが、肺炎に至ることは少ないです。
 
限局型
心内膜炎・肺炎・骨髄炎・膵炎・脳炎・髄膜炎・精巣炎・精巣上体炎等をみとめることが多い。心内膜炎は、ブルセラ症による死亡原因の大変を占める。
 
 
慢性型
発症後1年以上にわたって、脱力感や疲労感が続く。
*うつ病はこの分類に入るのでは無いかと私は思います。
 
 
 
7.      感染後の処置について
 
まず、流死産・不妊・睾丸炎が見つかった場合、該当犬の隔離をし、空間を共有していた犬を含めて全ての個体の抗体検査を行い、感染犬の特定をします。ただし、この場合も、ブルセラ菌は、感染後一時期陰性を示すことが知られているため、繁殖所においては、5ヶ月間は最低毎月検査を行います。この間に、陽性反応が出た場合は、犬舎から陽性犬を取り除いていき、陰性のみが5ヶ月以上続くようにしなければなりません。一度陽性犬が出た犬舎の場合、毎月の厳格な検査をしていても安全が十分ということはありません。
 
一般家庭においても、検査結果が2度続けて陰性という結果が出るまでは安心が出来ないということになります。つまり、一度でも擬陽性が出た場合、その後2回続けて陰性でなければ、陰性という結果にはならないということになります。
 
陰性が5ヶ月続いた後も、その後1年間は3ヶ月ごとの検査が必要です。
 
ブルセラ菌は、非常に感染しやすいが、菌自体は弱く、一般の殺菌剤にて取り除くことが出来るため、日々の衛生管理が有効です。
 
 
ブルセラカニスが一度でも陽性だった子は、たとえ、どんなに遺伝子的価値の有る子であったとしても、感染を広げてしまう可能性がある為、犬舎に置くことをしてはいけません。
 
 
 
8.      治療について
 
動物の場合、ブルセラ症は、感染時の特性である、細胞内の寄生の為、完治がないことから、感染動物の根絶が有効な為、繁殖所での発症の場合、淘汰されることが多い。
 
 
動物の治療の場合、第一に、感染犬の完全な隔離が必要です。感染犬の尿糞便等の処理をする場合は、2次感染しないためにマスク・ゴム手袋を使用しましょう。感染犬が居る場所は十分な衛生管理を行いましょう。0.5%の次亜塩酸ナトリウム溶液が有効です。
排菌を押さえ陰性化するためには、2種類以上の抗生物質の投薬が有効。1種類では再発の可能性がより高いとされています。
 
  人間の治療について
  ブルセラ属菌には、テトラサイクリン(2g/日)の6週間連続投与やストレプトマイシン(1g/日)の3週間連続投与が有効です。細胞内寄生である為、リファンピシンやキノロン剤などの併用も有効です。
  成人の急性ブルセラ症にたいする、WHOの推奨治療法は、600-900(mg/日)のリファピシンと200mgのドキシサイクリンを投薬する方法です。髄膜脳炎・心内膜炎等の合併症が有る場合には、リファピシン・テトラサイクリン・アミノグリコシド剤を併用します。
  小児で合併症が無い場合、リファピシンとコトリモキサゾールの併用が推奨されています。
 
 
 
9.      予防
 
まず、家にブルセラ症の侵入を許さないことが大切です。
新しく犬を迎える場合、ブルセラの陰性検査結果が出るまでは、隔離しなければなりません。
交配をしようとした場合、オスメス共にブルセラ検査を受け、陰性であることを確認しなければなりません。
一般的な生活においても、衛生管理を徹底し、消毒は欠かせないと思います。
 
 
人間を擁護するためには、日本での感染予防方法は、家畜においては淘汰となります。
ブルセラ症が激減した国は、乳製品の加熱処理と、徹底した淘汰にて人ブルセラ症は減っています。家畜における、弱毒性のワクチンは日本での利用はありません。犬・人に関しては、ワクチンの開発はされていません。
 
 
 
10. 治療時使用されることが多い薬の名前・薬効・副作用
 
テトラサイクリン 
ブドウ球菌・肺炎球菌などのグラム陽性菌、
赤痢菌・大腸菌などのグラム陰性菌
リッチケア・クラミジアの感染症に適用される抗生物質
 
     副作用
菌交代症
胃腸障害
光線過敏症
注:小児には禁忌
 
 
ストレプトマイシン
真性細菌型リボゾームのみに選択的で、真核生物および古細菌型リボゾームは
阻害を受けない。人も真核生物の為、ダメージは少なく細菌にのみ効果を与えることが出来る。ただし、ミトコンドリアのリボゾームが阻害を受けるため、投与量によっては、
副作用がでる。消化器系からの吸収がよくないので、筋肉注射を行う。
 
     副作用
難聴
腎障害等
 
 
リファンピシン
リファンピシンに感性の結核菌・ハンセン病やその他感染症にも処方されます。
結核菌を殺菌するのに強い効果を発揮する抗生物質です。
 
     副作用
ショック・アナフェラキシー様症状:気持ちが悪い・冷や汗・顔面蒼白・手足の冷え・しびれ・じんま疹・全身発赤・顔や喉の腫れ・息苦しい・めまい・血圧低下・目の前が暗くなり意識が薄れる
肝臓の重い症状:だるい・食欲不振・吐き気・発熱・発疹・かゆみ・皮膚や白目が黄色くなる・尿が褐色
腎臓の重い症状:発熱・発疹・だるい・吐き気・むくみ・尿のにごり・血尿・頻尿・尿が少ないもしくは出ない・側腹部通・腰痛
血液障害・溶血性貧血:発熱・のどの痛み・だるい・皮下出血(血豆・青あざ)・歯肉の出血・息切れ・めまい・顔色が悪い・黄疸
大腸炎:激しい腹痛・下痢・発熱・血液便・下血
重い皮膚症状:高熱・酷い発疹・発赤・唇や口内のただれ・喉が痛い・水ぶくれ・皮がむける・強い痛み・充血
間質性肺炎:から咳・息苦しさ・少し動くと息切れ・発熱
その他:食欲不振・吐き気・胃痛・下痢・発疹・発熱・頭痛・めまい・フラフラ感・倦怠感・しびれ感
 
 
キノロン剤
合成抗菌剤のひとつ。DNAジャイレースを阻害することにより殺菌的に作用する。経口投与が可能で比較的副作用が少ないが、感染学の知識を用いて診断を行えばほとんどの場合、この薬無しでの治療が可能。結核菌にも有効なためかるはずみな処方はさけなければならない。
 
     副作用
中枢神経障害:頭痛・めまい・人格変化
軟骨毒性:これにより、妊婦・小児には使用不可
心電図異常
腱の異常:高齢者でアキレス腱断裂を起こすことがある。
血統異常
 
 
ドキシサイクリン
細菌による感染症に有効です。
細菌のたんぱく質の合成を阻害することで、その増殖をおさえます。清菌的もしくは殺菌的に作用します。
 
     副作用
アナフェラキシー・ショック:しんま疹・全身発赤・顔や喉の腫れ・息苦しい・冷や汗・顔が白くなる・手足のしびれ・脈が弱い・血圧低下・目の前が暗くなり意識が薄れる
重い皮膚症状:高熱・ひどい発疹・発赤・唇や口内のただれ・喉が痛い・水ぶくれ・皮がむける・強い痛み・目の充血
大腸炎:激しい腹痛・下痢・発熱・血液便・下血
肝臓の重い症状:だるい・食欲不振・吐き気・発熱・発疹・かゆみ・皮膚や白目が黄色くなる・尿が褐色
その他:吐き気・食欲不振・腹痛・下痢・発疹・じんま疹・光線過敏症・歯の黄変(子供)・長期服用で、皮膚や粘膜の色素沈着・長期服用で菌交代症(口内炎・カンジダ症)やビタミンK欠乏症(出血傾向)
 
 
アミノグリコシド剤
スプレストマイシン等のアミノ糖を含む配糖体抗生物質の総称
 
 
コトリモキサゾール
他の抗菌剤が無効もしくは使用できないときにつかわれる薬です。
カリニ肺炎や小児のHIVの治療に有効です。
 
     副作用
(高ビリルビン血症):サルファー剤過敏症
妊婦
低出生体重児
 
(溶血を起こす恐れ):グルコース-6-リン酸脱水素酵素欠乏患者
 
(巨赤芽球貧血):葉酸欠乏症または、代謝異常患者
 
  再生不良性貧血
  メトHB血症
  汎血球減少
  無顆粒血症
 
 
 
11. ブルセラ陽性犬(保菌犬)を飼育するということ
 
ブルセラに犬が感染した場合、適切な投薬や飼育管理等で、感染犬は死ぬことはありません。しかし、どれほど、健康そうに見えても、確実に犬は保菌しており、感染犬は、死ぬまでブルセラ菌を持っていることを理解して、飼育しなければなりません。
 
また、ブルセラ菌を押さえ込む(陰性化させる)のに使用されるのは、複数の抗生物質になります。抗生物質の連続かつ長期の使用は、決して犬にとって楽なことではなく、抗生物質は、体内で役に立っている菌まで殺してしまいますから、おなかの不調や抵抗力の低下によって感染犬は日々苦痛を味わうことになります。
感染犬は、免疫力の低下や、抗生物質の使用過多によって、耐性菌も生まれたりしますから、感染犬1頭の体の中1つでも、これらさまざまな問題を抱えて飼育しなければならないということになります。
 
ブルセラ菌の感染した犬を飼育する上で、一番の注意しなければならないのは、排菌の問題でしょう。狂犬病や、ジステンパー等のように見るからに体調不良とわかれば良いですが、ブルセラ症の場合、感染犬は見かけ上、健康体にみえます。ですから、知らない間に、菌をばら撒いてしまいます。
 
上記の懸念から、外へ出すことは出来ませんから、どこでどのように飼育するかが問題になります。また、感染の危険性も了解した上で診断してもらえる医師の確保も難しいです。犬だけでなく、飼い主も獣医も大変な思いをし続けて飼育するのならば、家庭での飼育は可能になります。
 
ブルセラにかかっている犬に起きるであろう事全てを引き受ける覚悟・環境・経済力・周囲の人の同意を得られるのであれば、感染犬の処分は必要ないです。
 
狂犬病なら、発症犬はじきに死に排菌もそこで終わります。しかし、ブルセラ症は、見た目は元気そうでありながら、生きたまま排菌し続け、感染犬が死ぬまで感染拡大の懸念は続きます。つまり、血液検査で陰性になったからといって安心するわけにはいかず、その感染犬が生きている限り、検査と投薬、周囲の配慮は一生つづくのです。
 
                                 某獣医師談
 
 
  
12. さいごに
 
今回、依頼を受け、複数資料のすりあわせ等をし、まとめとしました。
その中で、感じたのは、抗生物質の副作用や、耐性菌に耐えながら、一生具合が悪い上体で生きることが本当に幸せなのかどうかということです。
大阪で大量のワンちゃんが、行政の名の下に安楽死を迎えましたが、その後、擬陽性のワンちゃんや陰性のワンちゃんが、譲渡されるまでの間に、抗生物質投与後、下痢等を起こし亡くなった子も多数いたと記憶しています。あの時、一部の冷静な判断が出来ない愛護団体の方等が薬の過剰摂取により殺したと騒いだのを覚えていらっしゃるかもしれませんが、私は過剰摂取ではなく、抗生物質の副作用により体調を維持し切れなかったのではないのかという疑念が拭いきれません。抗生物質は人間でも長期投薬にはかなりの負担を強いることになります。免疫力が低下すれば、当然ブルセラ症ではなくほかの病気を併発して、その病気が元で死に至るケースがないといえないのが正直なところではないでしょうか?
 
また、今まで人へのブルセラカニスの感染が一部の人間に限られてきたのは、繁殖においても、限定された状況のものが行ってきたからだと考えられなくは無いかと思います。今まで発症したのは、動物を取扱う関係者となっていました。つまり、出産における胎児や胎盤等に触れる危険が限定されていたからです。
ですが、今の日本の状態はどうでしょうか?安易な繁殖が所狭しと行われ、繁殖をさせる経験をいろんな方がするようになった今、一部ではなく、社会全体として捉えた場合、どこで誰に感染が見られ、知らず知らずに感染拡大の一翼を担ってしまっているということが無いともいえないと思います。一般に繁殖者等、突き詰めて勉強をした方がどれだけいるでしょうか?勉強して臨んだつもりでも、圧倒的な知識量の不足を感じられる質問が多々あるのはなぜなのか。その辺を捉えても、一般家庭での繁殖は控えるべきだと思います。
 
若干、ブルセラ症から外れてしまいましたが。
 
人間は勝手なもので、自分に火の粉がかかってこなければ対岸の火とばかりに考えがちですが、感染症の場合、いつ、自分にその火の粉がかかってくるとも限りません。大阪でアレだけ問題視されながら、感染しているかもしれなかった子犬たちが、市場に出回ったことや、現在の交通の便等を考えても、その発症地域ではないところからも、いつ発症が見られるかわかりません。交配を行わない家庭犬になっていれば尚更で、病気の事すらしらず、感染を拡大しているかもしれません。危機感を持って、感染症には対応しなければならないと思います。
 
WHOは、1996年に「我々は、地球規模で感染症により危機に瀕している。もはや、どの国も安全ではない」という警告を発しています。
また、危機管理において、●「悪い知らせを大事にする」●危機に瀕すると普段やっていたことしか出来ない●普段やっていることも満足に出来ない●普段やっていないことは絶対に出来ない●危機管理は、特別なことではなく、日常的な組織活動の「過程」である。といわれます。
 
これは、ブリーダー等だけではなく、一般家庭においても同じなのではないでしょうか?感染症等の発症の場合、パニックが起こることを懸念して行政サイドで、柔和な表現等で曖昧にする傾向が日本だけではなくあるものだと思います。悪い情報ではなく、少しでも安心したい心理は時として正確な判断をにごらせるものです。今回の件が、ブルセラ症だけでなく、どんな情報であったとしても、受容し判断し改善へのプロセスを身につける為のひとつの礎になればと思います。
 
1~11までは、私の持っている情報を全て公開させていただきました。
12のさいごに、にて、今まで私がこの病気を勉強していくに当たって感じたことを述べさせていただきました。私の考えに対して賛否両輪はあるかと思いますが、こういう考え方もあるのだなと思っていただければ幸いです。
 
 
 
 
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ブルセラ症について

 

はじめに

本編は、今まで私が集めた資料をまとめたものです。その途中、獣医師の意見や、私が考えるところを含む場合は、わかるように表現したいとおもいます。わかりにくい表現等あるかもしれませんので、その場合、質問いただければ、出来るだけお答えしたいと思います。

また、私はブリーダーであり、獣医では有りません。その辺のご理解はお願いいたします。

 

 

 

1.      ブルセラ症について

 

ブルセラ症は、細胞内に寄生するブルセラ属の細菌によって起こされる感染症です。ブルセラ症の細菌は色々な脊椎動物に感染し、病気を起こします。この菌の特色である細胞内寄生の為、抗菌剤を投与しても、薬剤が細胞内に浸透しないかぎり、菌は安全であり、殺菌されることが無いため、治療が長引く原因になっています。人への感染があった場合、感染症法4類感染症として報告義務があります。

 

 

 

ブルセラ症の種類についてご説明いたします。

 

ブルセラ症は、宿主に基づいて7菌種に分かれていますが、遺伝学的類似性が高い為、1菌種としてまとめられています。ただし、医学・獣医学では混乱を避けるために、7菌種で扱っています。

 

種類と主な宿主(=主に菌が寄生する動物です)

 

Brusella melitensis  ヤギ・羊

B.aborus       牛

B .suis        豚

B.canis         犬

B.maris        くじら・アザラシ

B.ovis         ひつじ

B.neotomae      ねずみ

 

人への感染が報告され、尚且つ、症状が重い順を紹介いたします。

 

1 melitensis

2 suis

3 aborus

4 canis

 

Marisのアザラシの感染報告がありますが、最近のものの為データーが少ない

ようです。

 

公衆衛生面でmelitensisが、家畜衛生面ではaborusがもっとも重要になっています。

 

ブルセラ症の発症分布は、地中海地域・西アジア・中東・アフリカ・ラテンアメリカの一部で等で、動物におけるブルセラ症対策が行われていない地域での報告が多いようです。

 

また、この病気は、診断不正確なため患者は他の疾患名、あるいは「原因不明熱」として扱われることも多いため、実際の感染者は公式発表の患者数の1025倍存在するものと推定されています。

 

 

参考

過去、アメリカがsuisを使い生物兵器を作ったことがあります(1969年に保存は中になっています)が、アメリカ以外にもブルセラ属にて生物兵器を開発した国があるだろうと考えられており、生物兵器として使われることが心配されています

 

 

 

2.      ブルセラ菌生存期間

 

流産胎児   6ヶ月

糞便     1(夏)~53(冬)日

畜舎内飲水  4ヶ月

汚泥     6ヶ月

湿った土壌  1.52.5ヶ月

湖水     1日(37℃)~57日(8℃)

直射日光   4.5時間

 

 

尿内にも排菌されますが、保存期間の報告はありませんでした。

尿の排菌はメスよりもオスがより多く報告されています。

ブルセラ菌は乾燥に弱く直射日光で数時間で死滅するが、湿潤な状態では長期間生残し、とくに低温化では生存期間は長いことがわかります。

   

 

 

 

3.      ブルセラ菌の体内保菌場所(保菌率の高い順に表示)

 

  1乳房リンパ節

  2坐骨リンパ節

  3乳汁

  4腸骨リンパ節

  5胎児

  6下顎リンパ節

  7咽背リンパ節

  8肩前リンパ節

  9乳房

  10腋窩リンパ節

  11胎盤

  12耳下リンパ節

  13

  13脾臓

  13子宮

  14卵巣

  15肝臓

  15腎臓

  

  上記順位で解るように、避妊去勢はこの菌の保菌を押さえるといった根本的な解決にはならないことがわかります。手術では、ブルセラ症を治癒は出来ません。排菌を抑制できるという根拠にはなりません。

 

 

4.      感染経路

 

動物の感染経路

 

経皮感染

経粘膜感染

経口感染

交配

 

 

 

感染元

 

流死産胎児

胎盤

尿

乳汁

汚染飼料・汚染飲料

膣分泌物

汚露

精液

唾液

糞便

 

感染元である尿は、メスよりもオスの方がより排菌が多く、感染後48週からはじめまります。

3番の体内保菌場所にても解るように、乳汁は排菌が多いです。

唾液と糞便にも排菌が見られ、極僅かであるが、感染源として報告があったとなっています。

 

 

人への感染経路

     菌に汚染されたものを飲食による感染

     細菌を吸い込む場合

     皮膚の傷や目の結膜などから細菌が進入する場合。

 

ブルセラカニスの感染は、細菌の培養するような検査室・実験室で細菌を吸引してしまった場合(感染する可能性のある人物が特定される)や皮膚の傷や目の結膜等粘膜からの細菌進入による感染(獣医や猟師・繁殖者など、感染動物の内臓や出産等にかかわる人)があります。

     感染元との接触で感染する可能性をしめしていると思われます。

 

 

 人から人への感染はきわめて稀です。

感染例は、感染した母親が赤ちゃんに母乳を与えての感染例ならびに、妊婦が胎盤を通じて胎児に感染させた例、性交渉による感染も報告されています。また、臓器移植・輸血による感染も報告されています。

 

 

 

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只今、greeで仲良くなった人の依頼で
ブルセラ症についてまちとめ中。

ちと長く、ちと難しいかもだけど、
出来たら、こっちでもアップするし、
犬を飼ってる人には絶対読んでほしい。


あちこちで発症してる。
決して、対岸の火事ではなくなる日が来ると思う。
その時焦らずに済むように。
少しでも、知識を持つ手助けになれればって思います。


数日、日記更新しないかもしれないってか、
そのまとめを作るのに、時間とられて日記かけないかも
だけど、書いてアップしたら、見て欲しい。

不幸な命は見たくないよ。
出来るなら、皆に幸せに暮らして欲しいよ。
だから、知らないよりも知って欲しい。

ということで、少し更新遅れます。
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